旧東海道のひとこま 

9.大磯~小田原 (写真をクリックすると拡大されます)


高来神社の裏に高麗山への登山道があります 右はなだらかな女坂 左は急な男坂


女坂 なだらかとはいえこんな感じです


改めて これが高麗山です


高麗山を過ぎると旧道に入ります 緑が多く静かな道


化粧井戸跡 鎌倉時代大磯の中心はこのあたりでした 曾我兄弟の悲哀物語で知られる虎御前はこの近くに住み この井戸で化粧をしていたと言われています


化粧坂の一里塚跡 日本橋から数えて十六番目の一里塚です


旧道には松並木も残っていますが 大磯の松はかなり自由奔放です


江戸方見付跡 ここからが大磯宿でした


ほどなく国道一号線に合流 そこに虎御石で知られる延台寺があります 虎御石とは 子宝に恵まれなかった山下長者の妻に虎池弁財天が授けたとされる石で その石を毎晩拝んでいたところ女児を授かったと言われています その女児は虎池弁財天から虎の字をいただき虎と名付けられました 後の虎御前です


こちらは問屋場跡


大磯には三軒の本陣がありました こちらは小島本陣跡 


中南信用金庫のあたりが尾上本陣跡


「心なき身にもあはれは知られけり鴫立沢の秋の夕暮」 有名な西行の歌に登場する鴫立沢にちなんで 江戸時代にここに草庵が結ばれました 京都の落柿舎 滋賀の無名庵と並ぶ日本三大俳諧道場です


東海道から少し入ったところに 島崎藤村の旧宅があります


萬時閑居簡素不自由なし 余にふさわしき閑居なり 藤村はこの家を「靜の草屋」と呼び大変気に入っていたようです


立派な松並木が残っています このあたりは明治の政財界人の別荘地でした


伊藤博文の別邸「滄浪閣」跡 大磯町が買い取ろうとしましたが値段が折り合わず放置されていたところ ようやく国と交通省が2018年度予算に整備費用を盛り込んだようです


上方見付の表示 大磯宿はここまででした


大磯の浜辺 こゆるぎ浜 右にはもう箱根の連山が見えています


右に見えるこんもりとした小山は 旧三井財閥別荘跡地と旧吉田茂邸跡地を整備した大磯城山公園です 園内には横穴古墳群も 


二宮駅前を通過 


吾妻山に鎮座する神社への入り口 吾妻山の様子は次の「小田原~箱根」でアップします


二宮町にある押切坂の一里塚 日本橋から数えて十八番目の一里塚です


このあたりは大磯と小田原の中間に位置し 大磯小田原間の距離が長かったことから立場が置かれていました こちらはその中心だった松屋本陣跡 ここを過ぎるとまもなく小田原市に入ります
  1. 寄り道東海道

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  3. すばらしい手仕事

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  4. 古社寺風景

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  5. 心に留まった風景

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