旧東海道のひとこま 

25.金谷~日坂(写真をクリックすると拡大されます)


島田側同様金谷側にも川渡し場がありましたが 金谷には建物は残っていません


程なくかつての金谷宿に入ります 現代は商店街になっています


大井川の川越しを控えていたので金谷も島田同様本陣が三軒ありました こちらはそのうちの一軒佐藤本陣跡 現在は書店になっています


こちらは柏屋本陣跡


緩やかな上り坂の商店街が終わるとJR東海道線の高架をくぐり いよいよ峠道に その手前に金谷の一里塚跡 日本橋から数えて五十三番目の一里塚です


JRの南に出ると旧東海道の上り坂がきつくなってきます この先に控えているのは小夜の中山峠 明治時代に厳しい峠越えの道を避けた国内最初の有料道路中山新道が造られましたが 鉄道の開通によって新道はおよそ九年で役目を終えました


坂の途中で振り返ると島田から藤枝にかけての山並みが見えます


きつい上り坂を上がっていくと石畳の道に入ります 住民たちで補修に関わった金谷の石畳です


石畳の急坂を上るといったん道は平坦に 周りは茶畑です


しばらくするとまた石畳ですが今度は下り 菊川の石畳です


菊川は間の宿でした 今は茶畑が点在する静かな住宅街です


菊川の集落を抜けると急な上り坂が現れます 旧東海道はいよいよ小夜の中山の峠道に入ります


途中立ち止まると目の前には一面の茶畑が拡がっています


距離は短くともかなり急な勾配の道を上っていくと峠に到着 かつて峠には茶屋がありました 


峠には久延寺 このあたりのことは連載の日坂で触れます


子育て飴を売る茶屋ですが店を閉じてしまったようです


小夜の中山公園には西行の有名な歌が記された記念碑があります


小夜の中山峠も多くの文学者たちの心を捉えました。峠道には阿仏尼や芭蕉らの歌碑・句碑が点在 こちらは芭蕉の句碑


峠を過ぎると広大な茶畑を望む明るい道になります


小夜の中山峠には夜泣き石伝説があります それについては連載の日坂で触れます


下りに入り日坂バイパスが見えてきました バイパスをくぐると日坂宿です
  1. 心に留まった風景

    錦市場
  2. すばらしい手仕事

    錫の器
  3. 古社寺風景

    飛鳥寺(現・安居院)
  4. 心に留まった風景

    月心寺(走井居と走井庭園)
  5. 古社寺風景

    観心寺
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