旧東海道のひとこま

51.水口~石部(写真をクリックすると拡大されます)


水口宿に入りました


入ってすぐにすぐに本陣跡が現れます 水口の本陣はこちらの一軒だけでした


続いて脇本陣跡 あいにく水口には宿場時代のものは残っていません


ほどなく高札場に突き当たります この先道は三筋に分かれます 真ん中が旧東海道


落ち着いた旧道風景


問屋場跡


旧東海道の北に見えるのは古城山 ここに秀吉が中村一氏に築かせた水口岡山城がありました 三筋の街道は水口岡山城の城下町の名残です


近江鉄道の踏切手前で三筋の道は終わり その先は江戸時代に築かれた水口城の城下町らしく旧道は鈎形をなします


真徳寺の表門はかつて水口城の郭内にあった家臣屋敷の長屋門を移築したもの 水口城の数少ない遺構です


五十鈴神社の脇に林口の一里塚跡 日本橋から数えて百十三番目の一里塚です 水口宿もこのあたりまででした


水口宿を過ぎると旧東海道は直線道になります 北脇縄手と呼ばれ松も少し残っています


最澄開基と伝わる天台宗の古刹泉福寺 ご本尊の地蔵菩薩は国の重要文化財に指定されています


旧東海道は野洲川に向かっています 野洲川の手前に泉の一里塚跡 日本橋から数えて百十四番目の一里塚です


旧東海道は野洲川に出ます ここは横田の渡し場跡 かつて野洲川は舟で渡っていました


かつて暴れ川として聞こえた野洲川を渡ります


現在は橋を渡って対岸へ 対岸にも常夜燈が聳えています


北西方向にしばらく歩いていくと石造りのトンネルが見えてきます 大沙川隧道です 土砂の流出で天井川となっていたことから明治十七年(一八八四)に滋賀県下で初めて建設されました


夏見の立場跡 水口と石部の間の夏見には休憩のための立場がありました


夏見にも隧道があります 明治十九年(一八八六)建設の由良谷川隧道


旧道らしい町並みが続きます 左に見える北島酒造は創業二百四年 近江の地酒を造り続けています


湖南市柑子袋の町並み ここまで来ると石部宿はもうすぐです
  1. 古社寺風景

    為那都比古神社
  2. 心に留まった風景

    楼門の滝
  3. 祭祀風景

    祇園祭山鉾巡行
  4. お知らせ

    『東海道五十三次いまむかし歩き旅』(河出書房新社)
  5. 祭祀風景

    往馬大社の火祭り
PAGE TOP