心に留まった風景

東寺の夜桜

京都の東寺にひときわ眼を惹く枝垂れ桜があります。

不二桜といって高さが十三メートルにもなる立派な桜です。樹齢は百二十年ほど。平成十八年(二〇〇六)に東寺に移植されたもので、東寺の長い歴史を思えば、ここに根を下ろすようになったのはつい最近のことですが、いまや東寺の風景に欠かせない存在になりました。

夜空に浮かび上がるその姿はどこか神々しく、五重塔と見事に調和しています。

  

金堂の薬師三尊や講堂の御仏たちは、昼間拝観する以上に、彫りの陰影が際立ち、御顔も金色に輝いて見えました。

 

 

 

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