心に留まった風景

石舞台古墳

あまりにも有名な石舞台古墳ですが、何度訪れてもその偉容に圧倒されます。七世紀前半ごろのもので、被葬者は蘇我馬子ではないかと言われています。

もちろん最初は盛り土に覆われおり、調査により方墳だったことが明らかになっていますが、二段式だったのかそれとも三段式だったのか、あるいは墳丘の上の封土はどのような形をしていたのかといったことまではわかっていません。墳丘が失われたのは、かなり早い時期だということで、石舞台古墳が初めて文献に登場する江戸時代の初期には、すでに現在のような姿になっていました。

巨大な花崗岩は近くを流れる冬野川から運ばれましたが、これを築き上げるのにどれほどの労力を要したことでしょう…。考えるだけで気が遠くなりますが、逆にそれは被葬者がいかに大きな権力の持ち主だったかということでもあります。

 

古代人の肉体的な力と権力の大きさは計り知れません。

 

 

 

関連記事

  1. 心に留まった風景

    越畑と樒原

    京都盆地の北西に愛宕山(標高九二四メートル)があります。飛鳥時代の大宝…

  2. 心に留まった風景

    心合寺山古墳

    前回投稿した松尾寺は矢田丘陵の南東にあります。そこから西に向かって矢田…

  3. 心に留まった風景

    自然教育園

    身辺慌ただしく久しぶりの投稿になりましたが、雑事に追われている間にも季…

  4. 心に留まった風景

    益田岩船

    飛鳥駅から北西に一キロほどの山中。薄暗い山道の先に光が射し込む場所に巨…

  5. 心に留まった風景

    備前焼の里 伊部

    岡山県東部に位置する備前市の伊部《いんべ》は、日本六古窯の一つ備前焼の…

  6. 心に留まった風景

    終い弘法

    京都の東寺では、弘法大師の月命日にあたる二十一日に弘法市が開かれますが…

最近の記事

連載記事

  1. 登録されている記事はございません。

アーカイブ

  1. 寄り道東海道

    園城寺(三井寺)
  2. 祭祀風景

    狸谷山不動院 火渡り祭
  3. 古社寺風景

    室生寺
  4. 祭祀風景

    松ヶ崎の題目踊り、さし踊り
  5. 心に留まった風景

    旧竹林院
PAGE TOP