心に留まった風景

石舞台古墳

あまりにも有名な石舞台古墳ですが、何度訪れてもその偉容に圧倒されます。七世紀前半ごろのもので、被葬者は蘇我馬子ではないかと言われています。

もちろん最初は盛り土に覆われおり、調査により方墳だったことが明らかになっていますが、二段式だったのかそれとも三段式だったのか、あるいは墳丘の上の封土はどのような形をしていたのかといったことまではわかっていません。墳丘が失われたのは、かなり早い時期だということで、石舞台古墳が初めて文献に登場する江戸時代の初期には、すでに現在のような姿になっていました。

巨大な花崗岩は近くを流れる冬野川から運ばれましたが、これを築き上げるのにどれほどの労力を要したことでしょう…。考えるだけで気が遠くなりますが、逆にそれは被葬者がいかに大きな権力の持ち主だったかということでもあります。

 

古代人の肉体的な力と権力の大きさは計り知れません。

 

 

 

関連記事

  1. 心に留まった風景

    千本釈迦堂(大報恩寺) 大根だき

    十二月に入ったばかりと思っていたら、もう三分の一が過ぎました。今年は紅…

  2. 心に留まった風景

    庚申まいり(四天王寺庚申堂)

    大阪を東西南北に貫く種々の街道を歩いています。大阪というと近世以降の商…

  3. 心に留まった風景

    對龍山荘(二)

    對龍山荘の庭は千八百坪と広大です。東山を借景にした池泉庭園、園内の樹木…

  4. 心に留まった風景

    二見浦

    二〇二三年も残り二時間ほどになりました。今年は懸案事項を一つ片付けるこ…

  5. 心に留まった風景

    本満寺の枝垂れ桜

    出町柳の枡形商店街を抜け、寺町通りを北に歩いていると、本満寺に次々と人…

  6. 心に留まった風景

    交野山の観音岩

    新しい一年が始まりました。今年は今まで準備してきたことが少しずつ具体的…

最近の記事

連載記事

  1. 登録されている記事はございません。

アーカイブ

  1. 祭祀風景

    みたらし祭
  2. 古社寺風景

    恩智神社
  3. 古社寺風景

    禅定寺
  4. 祭祀風景

    吉田神社 節分祭
  5. 古社寺風景

    深大寺
PAGE TOP