心に留まった風景

石舞台古墳

あまりにも有名な石舞台古墳ですが、何度訪れてもその偉容に圧倒されます。七世紀前半ごろのもので、被葬者は蘇我馬子ではないかと言われています。

もちろん最初は盛り土に覆われおり、調査により方墳だったことが明らかになっていますが、二段式だったのかそれとも三段式だったのか、あるいは墳丘の上の封土はどのような形をしていたのかといったことまではわかっていません。墳丘が失われたのは、かなり早い時期だということで、石舞台古墳が初めて文献に登場する江戸時代の初期には、すでに現在のような姿になっていました。

巨大な花崗岩は近くを流れる冬野川から運ばれましたが、これを築き上げるのにどれほどの労力を要したことでしょう…。考えるだけで気が遠くなりますが、逆にそれは被葬者がいかに大きな権力の持ち主だったかということでもあります。

 

古代人の肉体的な力と権力の大きさは計り知れません。

 

 

 

飛鳥寺(現・安居院)前のページ

大師河原 慶安の酒合戦(水鳥の祭)次のページ

関連記事

  1. 心に留まった風景

    二見浦

    二〇二三年も残り二時間ほどになりました。今年は懸案事項を一つ片付けるこ…

  2. 心に留まった風景

    湖北のコハクチョウ

    琵琶湖の北、湖北と呼ばれる一帯には、さまざなま渡り鳥が飛来します。なか…

  3. 心に留まった風景

    飛鳥の石造物

    これ、何に見えるでしょうか?飛鳥を巡っていると、このようなどこ…

  4. 心に留まった風景

    終い弘法

    京都の東寺では、弘法大師の月命日にあたる二十一日に弘法市が開かれますが…

  5. 心に留まった風景

    箕面の滝

    大阪北部にある箕面の滝。ここは修験道の開祖、役小角にゆかりの場所です。…

  6. 心に留まった風景

    心合寺山古墳

    前回投稿した松尾寺は矢田丘陵の南東にあります。そこから西に向かって矢田…

最近の記事
連載記事
  1. 登録されている記事はございません。
アーカイブ
  1. お知らせ

    「季刊文科78号」(鳥影社)にエッセイが掲載されました
  2. 古社寺風景

    為那都比古神社
  3. 寄り道東海道

    三保の松原
  4. 祭祀風景

    祇園祭 後祭の屏風祭
  5. 古社寺風景

    錦織神社
PAGE TOP