旧東海道のひとこま 

20.府中~丸子(写真をクリックすると拡大されます)


国道一号線と伝馬町通り(旧東海道)が交差するところに府中宿東見付の表示 ここから先が府中宿でした


次第にビルが増え都会的な街並みになっていきます


こちらは下伝馬町にあった本陣と脇本陣跡の表示


その先には上伝馬町にあった本陣と脇本陣跡の表示 府中宿は大きな宿場だったので 本陣も脇本陣もそれぞれ二軒ありました


さらに西に歩いていくと西郷隆盛と山岡鉄舟会見の碑 慶応四年三月 伝馬町の松崎源兵衛宅で西郷隆盛と山岡鉄舟の会見が行われ 徳川慶喜の処遇と徳川幕府の武器などの引き渡しが合意されました


静岡駅にも近く現在の静岡の中心部なので 人が多く賑やかです


府中は駿府城の城下町でもありました 旧東海道はジグザグを描きながらに西へ 新しい店が続く呉服町通りに江戸時代創業のお茶屋さんを見つけました


呉服町通り伊勢丹の前に札之辻跡の石標 駿府町奉行所により幕府の政策や法令、禁制等をかかげた高札場がここに設けられていました


札之辻から北に行くと駿府城跡があります


旧東海道からははずれますが 両替町通りに駿府銀座発祥の地の石碑があります 銀座は江戸時代の銀座鋳造所のことで 駿府は伏見に次いで慶長十一年に造られました 江戸の銀座は慶長一七年に駿府銀座が移されたものです


両替町の本町通りに「東海道中膝栗毛」の作者十返舎一九生家跡の表示 伝承とのことですが一九が府中の町奉行の同心子として生まれたことは確かなようです


静岡駅に近い両替町通りには徳川慶喜屋敷跡の表示 大政奉還後慶喜はここで余生を過ごしました 庭は小川治兵衛作 現在は浮月楼という料亭になっています


駿府城公園から北西に六百メートルほどのところにある静岡浅間神社


府中の一里塚跡 日本橋から数えて四十五番目の一里塚です なぜか旧東海道ではなく本通りという別の道に表示が立っています


安倍川に架かる安倍川橋の手前で本通りと旧東海道が合流します


安倍川橋のたもとには安倍川餅の店


安倍川を渡ります 江戸時代安倍川に橋はなく 川越人夫によって川を渡してもらわなければなりませんでした 川の両岸には人夫たちの詰め所である川会所がありました


安倍川を渡ると手越を経て佐渡に入っていきます


旧道に入ったところに子育て地蔵尊のお堂があります


行く手に山が見えてきます 次の丸子宿は宇都ノ谷峠を控えた山間いの宿場


山がどんどん近づいてきます 丸子宿はすぐそこです
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