旧東海道のひとこま 

11.箱根~三島 (写真をクリックすると拡大されます)


三枚橋から旧道へ いよいよ箱根の峠越えが始まります


旧道に入るとすぐに現れるのが 後北条氏ゆかりの早雲寺


早雲寺境内に並ぶ後北条氏五代の墓


早雲寺からさらに坂を上ると 曾我兄弟ゆかりの正眼寺が見えてきます


正眼寺の先で道はアスファルトから石畳へ


はじめての石畳に心浮き立ちますが


あっという間にまたアスファルトの道に 東からの峠越えはこのように石畳とアスファルトが交互に現れます 箱根の坂には名前がついていて このあたりの坂は葛原坂といいます


須雲川の集落を過ぎると小さな滝 その崖の上に建つのが鎖雲寺です 人形浄瑠璃や歌舞伎の演目になっている「箱根霊験躄仇討」の主人公勝五郎と初花のお墓があります


その先から自然豊かな昔ながらの道に入ります


昔このあたりでご婦人が落馬し亡くなったことから「女転し坂」と呼ばれるようになったそうですが 実際の坂はゆるやかです


鳥のさえずりと川のせせらぎに迎えられます こういう道ならいくらでも歩けます ここまで歩いてきた甲斐がありました


とはいえ自然の道におじけづくことも 流れの急な須雲川を渡るのには少々勇気がいります


須雲川を渡ると石畳に変わります


ところどころ江戸時代の石畳が残っています


急な石畳を上っていくと間の宿だった畑宿の集落に入ります


畑宿の集落を抜けると現れるのが畑宿の一里塚 日本橋から数えて二十三番目の一里塚です


道はまた勾配の急な石畳に


いつの間にやらこんなに高いところまで来ていました 急坂はまだまだ続きます


そろそろ限界かと思ったときに現れた甘酒茶屋


芦ノ湖まであともう少し


ようやく芦ノ湖が見えてきました


芦ノ湖到着


湖畔には賽の河原 箱根は地蔵信仰が盛んな土地でしたが 明治の神仏分離で多くの石仏が破壊され 規模が小さくなりました


入鉄砲に出女で知られる箱根の関所 これは復元されたものですが 江戸時代は東海道を往来する旅人にとって大きな障害でした


関所近くに残る杉並木 巨木に圧倒されます


さらに道は上り


箱根峠に到着


峠を過ぎると道の感じががらりと変わります


ゆるやかな西坂 歩きやすくて助かります


山中城跡 山中城は戦国時代末期に北条氏康によって小田原城の支城として築かれました


視界が開けてきます 遠くに見えるのは三島の町


明るい西坂 険しい東坂とはかなり違います


西坂を下り終えると錦田一里塚。日本橋から数えて二十八番目の一里塚です


松並木が残っています


松並木から富士山が見えます


さらに進んで三島の新町橋からも富士山が この先には三嶋大社 まもなく三島に到着です
  1. 心に留まった風景

    高山右近生誕の地 大阪府豊能町高山
  2. 古社寺風景

    えびす宮総本社 西宮神社
  3. 古社寺風景

    乙訓寺
  4. 古社寺風景

    三島鴨神社と鴨神社
  5. 心に留まった風景

    庚申まいり(四天王寺庚申堂)
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