旧東海道のひとこま 

30.浜松~舞阪 (写真をクリックすると拡大されます)


浜松の中心に近づいてくると駅前に聳えるアクトタワーに圧倒されます


東海道は連雀の交差点で左折ししばらく南へ進みます ちなみに交差点を直進すると姫街道になります


浜松宿には本陣が六軒ありました 六軒というのは箱根と並び東海道の宿場中最多です こちらはその一つ杉浦本陣跡 浜松の本陣家では最古です


伝馬町交差点のあたりに梅屋本陣がありました ここは賀茂真淵の養子先でした


東海道をはずれ伝馬町交差点から西に一キロほどのところに奈良時代創建の鴨江寺があります


東海道沿いはビルが建ち並んでいますが 一歩脇道に入ると海産物を扱う老舗などが並ぶ商店街になっています


南下していた東海道はJR東海道線と新幹線の線路を越え 今度は南西方向に


鎧橋 今はごく普通の橋ですが 平安時代末期に比叡山の僧が鴨江寺を攻めた際 鴨江寺側の僧侶たちは鎧を着てこの橋を守ったことからそう名付けられたそうです


南西方向に進んでいた東海道が西向きの直線道になるところに 東海道を挟んでお堂が向かい合わせに建っています 二つ御堂と言われ 藤原秀衡とその妾によって建てられたと伝わります


このあとの東海道は西に向かって一直線に舞阪を目指します


浜松市・可美村合併の記念碑 このあたりはスズキ本社があって財政的に豊かだったことから 長らく浜松市への合併を拒否してきましたが 周りが次々に市町村合併され可美村だけ取り残され 結局平成三年に可美村も浜松市になりました


浜松藩と堀江領の境界がこのあたりだったということを教えてくれます


東海道本線の高塚駅を過ぎるとやがて道は二つに分かれ 旧道に入ります 旧道に入ると程なく篠原の一里塚跡 日本橋から数えて六十七番目の一里塚です


ところどころ松が残る旧道です


直線の旧道沿いにはお寺や神社が点在しています それらを見つつ西進するとやがて春日神社の杜が見えてきます 舞阪宿はもう目の前に迫っています
  1. 心に留まった風景

    天空の御師集落 東京青梅の御岳山
  2. 寄り道東海道

    浮島ヶ原
  3. 寄り道東海道

    うつくし松
  4. 東海道の祭

    花笠太鼓踊り
  5. 古社寺風景

    桜咲く弘川寺
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