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古社寺風景
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十輪寺のなりひら桜
『伊勢物語』七十六段に次のような一節があります。二条の后がまだ東宮の御息所と申されていたとき、氏神(大原野神社)にお詣りされたのですが、その際近衛府に仕えていた…
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城南宮
気がつけばもう春のお彼岸の時期。東京の染井吉野は今日満開のようで、いつもより早い春の訪れに、こちらの体がおいていかれそうです。関西はこれから。書斎の外では、鶯が…
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光明寺
紅葉狩りに出かける余裕のないまま、気づけば師走になっていました。とはいえ、日常のそこかしこで木々の色づきに眼を留める機会は多く、それなりに季節の移ろいを感じてい…
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酬恩庵一休寺
一休さんというと、テレビアニメの影響から頓知の小僧さんのイメージが広く浸透していますが、その元となった説話は江戸時代に作られたもので、完全なフィクションです。…
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禅定寺
先日京田辺にある大御堂観音寺について投稿しました。観音寺には御本尊として国宝のすばらしい十一面観音像がお祀りされているのですが、ご住職から観音寺についての話をう…
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根来寺
前回投稿した総見寺で、ルイス・フロイスによる『日本史』の一節をご紹介しました。戦国時代に宣教師として来日したフロイスは日本におけるキリスト教布教史を書くよう依頼…
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總見寺
のびやかな平地が続く湖東に車を走らせていると、標高二百メートル弱の安土山が見えてきます。天正四年(一五七六)、織田信長が天下統一の足がかりとして山上に安土城を築…