旧東海道のひとこま 

16.蒲原~由比 (写真をクリックすると拡大されます)


東海道の富士川橋は新幹線より二キロほど北にあります 天気に恵まれれば富士川を渡りながら見事な富士山を望むことができます


富士川を渡り川に沿って二百メートルほど北に行くと 富士川の開鑿に尽力した角倉了以の紀功碑や 渡船の上り場の常夜燈があります


富士川を渡り坂を上ると立場だった岩淵に入ります 左に見える黒い板塀の家が文中でも触れた小休本陣常盤家住宅


原型を留めている岩淵の一里塚 こちらは西側の塚 東のほうは榎が枯れてしまったので昭和四十五年に二代目が植えられています 日本橋から数えて三十七番目の一里塚です


しばらく旧東海道は南方向へ 秋葉の常夜燈が点在しています


周囲に山が迫った緑豊かな旧道が続きます


東名高速を越えるとまもなく蒲原宿


蒲原宿東木戸の表示 蒲原宿に入りました


早速目に入るのが渡邊家の三階建ての土蔵 渡邊家は代々問屋場をつとめた旧家です この土蔵は天保九年の上梓で町内最古だそうです


蒲原ではこうしたなまこ壁の家や


格子の美しい家が点在しています


こちらは元上旅籠「和泉屋」安政の大地震による倒壊を免れ 現在はお休み処として公開されています


ここがかつての本陣跡です


元商家だった志田家住宅 蔀戸が残っています 国の登録有形文化財 見学可


蒲原には大正時代の洋館も こちらは町屋を洋風に増改築した旧五十嵐歯科医院 国の登録有形文化財 見学可


西木戸跡 蒲原宿はこのあたりまででした


蒲原宿を出ると旧東海道は県道に合流します 由比宿に向かって西にほぼ一直線の道が続きます


蒲原名物イルカスマシの看板が イルカスマシとはイルカの背びれや尾びれを薄く切って茹でた後塩漬けにしたもので 由比から蒲原にかけて昔から食べられてきた珍味です この土地ならではの食文化です
  1. 寄り道東海道

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  5. 寄り道東海道

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