旧東海道のひとこま

28.袋井~見付 (写真をクリックすると拡大されます)


袋井商工会議所の向かいに「これより袋井宿」の表示 東から数えても西から数えても二十七番目の袋井宿に到着です


東海道開設四百年記念に造られた無料の休憩施設「東海道ど真ん中茶屋」


かつての袋井宿 商店が点在する静かな旧道です


袋井には本陣が三軒ありました こちらは東本陣跡


このあたりに西本陣がありました


旧道を歩いていたら「ど真ん中 丸凧ギャラリー」の看板 丸凧は袋井の名物で 二代目広重による「諸国名所百景」にも「遠州秋葉遠景袋井凧」として描かれています


川の手前に常夜燈や「是従 袋井宿」の表示 袋井宿はこのあたりまででした


旧道を歩いていると白い洋館が現れます 江戸時代から続く澤井医院で 居宅部分は江戸時代後期のもの 洋館部分は大正時代 医院部分は昭和初期のもの 現在は記念館になっています


その先には寺澤家長屋門 明治元年に建てられたもののようです


復元された一里塚 日本橋から数えて六十一番目の木原の一里塚跡です


一里塚の少し先には許禰神社 飛鳥時代に熊野権現を勧進したことに始まると伝わる古社


境内に木原畷古戦場の石碑と徳川家康が腰掛けたという石があります 元亀三年(一五七二)武田信玄が木原に陣を張り、浜松城の徳川家康の偵察隊と衝突したのが木原畷の戦いで 古戦場跡は神社の北にあります


磐田市に入ります


太田川を渡ると松並木が現れます 距離はわずかですが心安まる風景です


ちょっとした丘陵越えの道 分岐点に江戸時代の道と刻まれた石碑があります。三ヶ野坂は交通の要衝で鎌倉時代から平成まで合計七本の道が通っています


坂を上がっていくと鬱蒼とした中に大日堂があります ただならぬ雰囲気 実はここ円墳の上でした 同時にここは武田軍と徳川軍が戦った古戦場跡でもあります かつてここには徳川方の本多忠勝が武田軍の様子をうかがおうと上った松の木がありました


右に見える緑地は江戸時代の処刑場跡の遠州鈴ヶ森 その先で旧道に入ります


この坂を下ると見付宿です
  1. 古社寺風景

    能勢妙見山
  2. 寄り道東海道

    新居関所
  3. 古社寺風景

    飛鳥寺(現・安居院)
  4. 寄り道東海道

    西明寺
  5. 心に留まった風景

    北野天満宮 御土居の紅葉
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