旧東海道のひとこま

43.桑名~四日市(写真をクリックすると拡大されます)


桑名側七里の渡し場に到着しまず目に入るのがこの鳥居です これは伊勢国一の鳥居  式年遷宮で建て替えられた伊勢神宮宇治橋外側の大鳥居をもらい受けたものです


手前に見える旅館山月の一部が脇本陣の駿河屋、その奥に見える赤茶色の塀の建物が大塚本陣のあったところです


こちらが大塚本陣跡 明治以後船津屋という料理旅館になり 現在は同じ名前を引き継いで結婚式場になっています 明治の文豪泉鏡花はこの船津屋に宿泊したときの印象を元に小説「歌行燈」を執筆しました


かつての桑名宿 現在は料亭や飲食店が並んでいます このあたりに渡船のための川合所や問屋場がありました


寛文七年(一六六七)に建てられた銅製の鳥居が目を惹く春日神社 桑名首の祖神をお祀りする桑名の総鎮守 桑名宗社とも呼ばれる古社で 夏に行われる石取祭が有名です


春日神社の先に桑名城の城壁が残っています


旧東海道から東に百五十メートルほど 揖斐川沿いに桑名城がありました 現在城址は九華公園になっています


本丸跡に松平定綱と松平定信をお祀りした鎮國守國神社があります


赤い壁は毘沙門天堂 桑名宿はこの辺りまででした


旧東海道はしばらく南西方向へ


天武天皇社 天武天皇をお祀りする神社は意外とありません 壬申の乱の際桑名群家に滞在したことにちなみ創建されました


矢田町と福江町には休憩のための立場が置かれていました


さらに東海道を南下すると安永に入ります 員弁川(町屋川)を控え船着き場があったため茶屋も多く安永立場として賑わいました 安永餅が名物でした


員弁川(町屋川)を渡ると朝日町縄生という町に入ります


住宅前に縄生の一里塚跡の表示 日本橋から数えて九十七番目の一里塚です


南下を続ける旧東海道 伊勢湾岸自動車道の高架をくぐり さらに朝明川を渡ります


関西本線や近鉄名古屋線が通る富田に入ります こちらは富田の一里塚跡 日本橋から数えて九十八番目の一里塚です


富田の商店街 富田も立場として栄えた場所で焼き蛤が名物でした


四日市を目指しひたすら南下します 茂福を経て八田に入ります かわらずの松と呼ばれる樹齢二百年言われる松が一本残っています


南西方向に歩いて歩いて歩いた末にようやく海蔵川に架かる海蔵橋に到着 この橋を渡れば四日市宿です


暮れなずむ海蔵川の眺め
  1. 古社寺風景

    酬恩庵一休寺
  2. 心に留まった風景

    交野山の観音岩
  3. 東海道の祭

    箱根神社 湖水祭
  4. すばらしい手仕事

    桟切の美 
  5. 古社寺風景

    勝尾寺
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