旧東海道のひとこま

38.藤川~岡崎(写真をクリックすると拡大されます)


藤川の手前 低山の麓に鎮座する山中八幡宮 家康にゆかりの神社です


国道一号線から旧道に入るとようやく藤川宿です かつての宿場の入り口を模して 境界を示す榜示杭が立てられています


かつての藤川宿は現在静かな住宅街です


こちらは本陣跡 藤川宿は小さな宿場だったので本陣は一軒だけでした 建物内には宿場に関する資料が展示されています


本陣跡に隣接して脇本陣跡 この奥の建物も資料館になっています


脇本陣跡から脇道に入り建物の裏側に回り込むと かつての本陣の石垣の名残を見ることができます


進行方向右に立派な常夜燈が立っています これは旧東海道の北二百メートルほどの低山に鎮座する関山神社のもの


小学校前に藤川宿西の榜示杭 藤川宿はここまででした


藤川宿を出てすぐのところに立つ十王堂 冥土にいて亡者の罪を裁く十人の判官をお祀りしています かつての寄せ棟を再現すべく昨年復元工事が行われ今年一月に完成したようです


藤川の一里塚跡 日本橋から数えて七十九番目の一里塚です


藤川宿を出た旧東海道は北西方向に進みますが 名鉄の線路を横切る手前の分岐点に吉良道の道標があります 吉良道とは三河湾に面した吉良に通じる道 海産物の搬入に使われたほか旧東海道の脇街道としても重要な道でした


名鉄の踏切を渡ると松並木の道に変わります 国道一号線に合流するまでの三百メートルほどですがなかなか立派な松並木が続きます


国道からまた旧道へ 美合新町にも松がちらほらと


乙川を渡ります


太平町東の交差点で国道一号線を横断し北西方向へ


西大平藩陣屋跡 大岡越前守忠相公が三河の領地を治めるため 西大平のここに陣屋を置きました


大平の一里塚 江戸時代の一里塚が残っているのはとても珍しいことです 昭和三年の道路拡張により北側の一里塚が壊され南だけ残りました 国指定の史跡になっています 日本橋から数えて八十番目の一里塚です


旧東海道は大平の一里塚の先で国道一号線に合流し岡崎へと入っていくのですが 岡崎の交差点は東名高速のインターチェンジと県道二十六号線とが入り乱れていて 歩行者は地下通路を通り県道の西に出ることになります 一度通ってしまえば何ということはないのですが 地下通路の出入り口がわかりにくく迷って迷って疲労困憊でした この難所を抜けたら岡崎はもうすぐです
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