心に留まった風景

石舞台古墳

あまりにも有名な石舞台古墳ですが、何度訪れてもその偉容に圧倒されます。七世紀前半ごろのもので、被葬者は蘇我馬子ではないかと言われています。

もちろん最初は盛り土に覆われおり、調査により方墳だったことが明らかになっていますが、二段式だったのかそれとも三段式だったのか、あるいは墳丘の上の封土はどのような形をしていたのかといったことまではわかっていません。墳丘が失われたのは、かなり早い時期だということで、石舞台古墳が初めて文献に登場する江戸時代の初期には、すでに現在のような姿になっていました。

巨大な花崗岩は近くを流れる冬野川から運ばれましたが、これを築き上げるのにどれほどの労力を要したことでしょう…。考えるだけで気が遠くなりますが、逆にそれは被葬者がいかに大きな権力の持ち主だったかということでもあります。

 

古代人の肉体的な力と権力の大きさは計り知れません。

 

 

 

関連記事

  1. 心に留まった風景

    日本画家 木島櫻谷

    木島櫻谷《このしまおうこく》(一八七七~一九三八)と聞いて、すぐにその…

  2. 心に留まった風景

    千本釈迦堂(大報恩寺) 大根だき

    十二月に入ったばかりと思っていたら、もう三分の一が過ぎました。今年は紅…

  3. 心に留まった風景

    常滑

    愛知県知多半島にある常滑は、日本六古窯の一つ、常滑焼の産地です。…

  4. 心に留まった風景

    月心寺(走井居と走井庭園)

    これやこの行くも帰るも別れては 知るも知らぬも逢坂の関近江国と…

  5. 心に留まった風景

    終い弘法

    京都の東寺では、弘法大師の月命日にあたる二十一日に弘法市が開かれますが…

  6. 心に留まった風景

    雲部車塚古墳

    十月の声を聞くとそわそわします。というのも、十月は丹波の名産黒豆が完全…

最近の記事

連載記事

  1. 登録されている記事はございません。

アーカイブ

  1. 古社寺風景

    總見寺
  2. 寄り道東海道

    常楽寺
  3. 古社寺風景

    阿為神社
  4. 古社寺風景

    融神社
  5. 祭祀風景

    京都の節分 祇園八坂神社
PAGE TOP