山紫水明の日本

古社寺風景

2025.11.3

化野念仏寺

昨今家族のあり方や家に対する意識の変化、少子化などにより、墓じまいをする人が増えています。お墓に対する考えは、家によってまた個人によっても異なりますが、正解のないことです。お墓の問題はそこに眠る故人に対する追悼の思いだけでなく、その時代その時代の死生観はもとより死穢観、魂の問題、遺骨に対する思い、宗教観、社会的な身分や地位、家格の問題、最近ではビジネスとしての側面などいろいろな…
古社寺風景

2025.09.25

大覚寺（二）

大覚寺の前身は嵯峨天皇の離宮嵯峨院でした。大沢池はその庭園の池として造られたもの。離宮は大沢池の北側にあったと言われます。どこにどのような建物があったのか知るよ…
お知らせ

2025.09.18

高橋英夫宛て書簡を日本近代文学館に寄贈しました

いつも当ブログをご覧くださり誠にありがとうございます。ちょうど二年前の二〇二三年に、父高橋英夫の遺品（直筆原稿、ノート、文学者の方たちからいただいた署名…
古社寺風景

2025.09.13

大覚寺（一）

前回大覚寺の宵弘法について投稿しましたが法要の様子が中心でしたので、今回は伽藍や大沢池のことを。嵐山や嵯峨野は自然が間近にあって風光明媚、史跡も多く点在…
祭祀風景

2025.09.2

大覚寺　宵弘法

八月二十日の夜、嵯峨野の大覚寺で宵弘法が営まれました。宵弘法というのは、弘法大師の月命日である二十一日の前夜ということですが、写真上の案内にもあ…
祭祀風景

2025.08.21

松ヶ崎の題目踊り、さし踊り

八月十六日の夜、京都に降っていた雨はほぼ止み、無事五山に送り火の火が点りました。今年はテレビの中継を通じて拝見しましたが、京都盆地を囲む五山に設けられた火床に次…
祭祀風景

2025.08.11

下鴨神社　夏越神事（矢取神事）

二十四節気では八月七日が立秋、秋の季節に入りました。立秋に続き、八月二十三日から処暑、九月七日から白露、九月二十三日から秋分…というように、およそ半月ごとに小刻…